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タ系・コマザワ系は、逆に恵比寿ガーデン・プレイスを根城にするようになり、コギヤルも埼京線で恵比寿池袋のルートを辿る。
これがどれだけヤパイことか、ワーカーる人にはワーカー。
だろう。
はっきり言って、か。
タ系なんて、まだか。
イイ方なのだ。
シプヤの戦争は、せいぜい二大勢力の争いに過ぎない。
だが、池袋は違う。
北東京はもちろん、埼玉、千葉から、ヤパイ奴らが流れ込み、群雄割拠の戦闘を繰り広げる、とんでもなくアプナい街なのだ。
それに東急・京急沿線には、もう十代人口が少ないのだ。
ただですら若年人口が減少するうえに、,高級住宅地a なんかには、フツーの勤め人が入り込む余地は、なくなっている。
パプル崩壊後も、ヘタにステイタスなんか持っちまったがために、安売りもできず、東急・京急沿線の未来は、こと「若さ」に限って言えば、クラいのだ。
さて、ニュー・ファミリーの次の世代が二戸建てを買うとしたら、もうこれは、バブル時代の新・新・新興住宅地u しかない。
「船橋」と言えば「ヘルスセンター」という時代は、とうの昔に終わっている。
「おい、何で池袋に船橋の連中がわざわざ行くんだよ?」と考えるあなた!何のためにこの本を読んできたんですか?まあだワーカーりませんか。
へへへ、いまはおあずけ。
教えてあーげないっ、と。
そう、池袋は世間一般の持っている「くたぴれたおじさんの街」というイメージとは正反対に、コギヤル業界というか、コギヤルの世界ではおっそろしくホットな街なのだ。
そして、渋谷と池袋がか。
プルになるというのは、渋谷の客層が急激に老化(成熟程度のなまはんかなことでは、だめだ)でもしない限り、基本的におんなじ客を取り合う醜い夫婦喧嘩になってしまうことは目に見えている。
この著者、どうも三部作の一部で編集者とケンか。
てしまったらしい。
その後四年たってもまったく、二部が出るという話を聞かない。
編集者に泣いてわびを入れるなり、ほかの出版社を探すなりして、なんとか二部を出版してもらえないだろうか。
池袋の決戦の結末がどうなるのか、気になって夜も眠れない。
池袋は性転換をして「おんな街」になるべきだ。
そして、多分「おとこ街」のまま歳をとっておじさん都市となる可能性が高い新宿とか。
プルにならなければならない。
渋谷はもともと両性具有だからか。
プルとなる相手を探していないうえに、池袋が性転換したらどんなに自分にとって強力なライバルになるか分かっているから、絶対に池袋に対して気を許すはずがないのだ。
しかし、街はか。
ーセル麻紀のように「ちょっとモロツコまで行って撤去手術を」というわけにはいかない。
おじさんイメージのしみついてしまった街は、いったいどうすれば性転換できるのか?ひとつ手がかりがある。
池袋は東京一のホットスポットだ。
もちろん、もう馬場広信や森伸之の貴重な学術的コメントで紹介したように、東京中の盛り場でいちばん広いエリアから女子高生やコギヤルを集めているという意味でも、池袋はホットだ。
だが、援交やプルセラといった話ではなく、もっと即物的なそのものずばり気温の話でも、池袋は東京一ホットな場所なのだ。
二二二ページ上段の地図を見ていただきたい。
山や谷の等高線と同じように、地表の温度が同じところを結んだ等温度線とでも言うべきものが書き込んである。
一九七二年の記録だということに引っかかる人もいるかもしれない。
だが、その後大きな公園ができたりうぶれたりってことはなかったから、基本的に同じようなパターンのまま、大都市のヒートアイランド現象で全体的に等温度線が上がっているぐらいだろう。
要するに、新宿御苑がある新宿や、明治神宮、代々木公園に近い渋谷に比べて、池袋は大きな公園もないし大きな川もない。
だから、池袋はいまでも東京一のホットスポットの地位を維持しているはずだ。
「それが、池袋性転換大作戦とどういう関係があるのか」だって?大ありですよ。
「おとこ街」は北、「おんな街」は商ってことを、もうお忘れですか?そう、池袋は東京一の熱帯系盛り場として売り出すべきなのだ。
夏は東京中でいちばん暑くなるところだってことを、マイナスイメージとして隠したりしない。
むしろ、積極的に売り込む。
そして、「東京の中の南国」というイメージが定着し、若い女の子たちが池袋を歩く時にはとくに薄着をするようになるにつれて、池袋のイメージも女性化していく。
「ちょっと甘いんじゃないか」って?ごもっとも。
もう少し工夫が必要だろう。
もう、池袋から明治通りの下を通って、新宿、渋谷へと続く地下鉄二二号線が工事に入っている。
そして、この地下鉄二二号線の開通にタイミングを合わせて、新しい地下街を作ろうという気運が盛り上がっている。
新しく地下街を作るのは大賛成だが、注意していただきたいことがある。
それは、この地図の中でも、「東口駅前のグリーン大通り下の太い地下道は地下街にするけど、ほ冶かの細めのところは地下道だけ」なんてケチくさいものに訓しないでほしいってことだ。
街は「回遊性」がだ。
せっかく地下街を作っても、グリーン大通りの下だけが地下街衝で、後はのっペらぼうの壁があるだけの地下通路では、池袋の「駅袋」性を突破することはむずかしい。
でも、四角く「回遊性」のある地下街をつくって、そこにファッション性のある物販屈を入れたら、池袋は絶対「おんな街」に生まれ変わる。
なにしろ、北東京から埼玉・群馬までの若い女性たちにとって、いちばん行きやすい巨大商圏は池袋なのだから。
さて、難物の新宿だ。
いまの新宿、とくに西口の超高層ビル街区には、本来ならまだまだ柔軟な考えかたのできるはずの歳なのに、仕事ばっかりで融通のきかない性格にこり固まってしまった、一流大学から大手企業に就職した偏差値秀才というイメージがある。
淀橋浄水場の跡地を再開発した西新宿の超高層ビル街は、日本の大都市中心部の再開発としては、本当に大成だった。
でも、やっぱりちょっとばかり機能的すぎて、ぎすぎすした感じがするのも否定できない事実だ。
日本中でいちばん超高層ビルが密集した場所である以上、テナントの大部分は大手企業だということは、しかたのないことだ。
丸の内・大手町ほどじゃないにしても、あの辺の超高層ビルに入居するには、けつこう高い賃貸料を叩払う必要がある。
そして、大手企業にはまじめなサラリーマンが多いのも、街をもうちょっと融通のきいた性格にするなどというあやふやな目的のために、とうこうできる性質の話ではない。
だから、現実的に手がつけられるのは、超高層ビル街区とすぐそばの街並みのあいだに、どうやって一体となった「界隈性」をつくり出すのかということぐらいだろう。
いまのところ、西口も駅のすぐ前はか。
ラや電気製品のディスか。
ントショップやら怪しげなクラブやらが点在するゴミゴミした街になっていて、十分ほっつき回る価値のある「界隈性」を確保している。
しかし、この混沌とした一角からいったん超高層ビル街に足を踏み入れてしまうと、とたんに遊ぴのない機能一点張りの無機質な空間になる。
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